兵庫県産明石市に位置するところに江井ヶ嶋酒造はあり、すぐ傍には瀬戸内海が広がっています。
株式会社創設は今から129年前の明治21年(1888年)、100年以上経った今でも創業時と変わらぬ思い、「誠実」を社訓に掲げ、どんな時代でも発展を怠らずに酒を造り続けています。
そんな江井ヶ嶋酒造さんの酒はなんと社員7名、季節従業員2人で仕込みを行う少人数体制。誠実をモットーに団結して精一杯造られています。
(提供:江井ヶ嶋酒造)
神鷹のこだわり
山田錦で有名な兵庫県。
なかでも山田錦の産地としても名高い兵庫県三木市志染産の山田錦を100%使用しています!
酒造好適米、山田錦?
山田錦ってよく耳にするけど、どんなお米なのかご存知でしょうか?
大正12年(1923年)に兵庫県農事試験場で山田穂と短稈渡船を交配し昭和11年(1936年)に「山田錦」と命名され誕生した兵庫県の奨励品種で、その特徴は大粒で心白が鮮明に中央にあること。さらにタンパク質含量が少ないこと。
この「心白」とは米の中心部の不透明な部分を指します。つまり隙間が多くあるということ。そのため食用には向いていませんが、麹菌が増えやすく良質な麹が出来上がるのです♪
心白が大きい米は「心白米」とも呼ばれ、山田錦は心白米を代表する品種でお酒を造る上で最適と言えます!
兵庫県ではこの「山田錦」を全国の約6割の生産量を占め、日本一の山田錦産地。
江井ヶ嶋酒造さんは、大吟醸、純米吟醸、特別純米に兵庫県産山田錦を100%使用しています。
また兵庫県内での地産地消を目指しており可能な限り山田錦やその他兵庫県産米を他の酒にも使用しているんです。
寺水と呼ばれる仕込み水
仕込み水は軽い硬水で水源は六甲山系。
明石市内まで伸びる水脈は岩と岩との間にある貝殻層から湧き出てくる地下水をくみ上げて使用しています。
敷地内にある井戸の深さは150M程あり初代卜部兵吉社長が明治12年(1879年)に調査を行った際、灘の宮水と同じ水質であることがわかり、それ以来“寺水”と呼ばれています。
神鷹 の魅力
受賞歴も輝かしく、今年だけでもIWC(インターナショナルワインチャレンジ2017)大吟醸の部では銀賞を受賞。
平成29年度大阪国税局清酒鑑評会でも吟醸酒の部で優秀賞を受賞しています。
米の匂いや風味、そのものを大切にした江井ヶ嶋酒造さんが造る酒「神鷹」はキレイな辛口が特徴的。古き良きを大切に守りつつも、伝統や概念に囚われない姿勢が時代の新たなニーズにも応えられる酒を産んでいます。
今回は兵庫県が誇る酒蔵、江井ヶ嶋酒造さん直々の「神鷹」オススメランキングをご紹介!
「神鷹」オススメランキング☆
10位 しぼりたて 神鷹
フレッシュな口当たりと香りが特徴的なしぼりたては旨味のイキが良く、普段はあまり日本酒を飲まない方にもオススメ。
デリケートな味を堪能したい逸品。
9位 本醸造 神鷹 赤
この時期にぴったりな熱燗にして飲みたい日本酒はこれ!芳醇で旨味が強く日本酒好きにはたまらない味。
8位 神鷹 吟造り
低温火入れで加熱処理した後に瓶詰されていて、フレッシュな味と華やかな香りを楽しむことが出来ます。キンキンに冷やすのがオススメ!
7位 神鷹 吟醸
控えめな香りは料理の邪魔をせずむしろ引き立ててくれます。
日本酒度は+1で中辛。
食中酒として抜群の日本酒。刺身などの淡白なものから煮つけなどの濃い味付けにも◎
6位 特別純米 神鷹山田錦辛口
日本酒度+7と淡麗辛口。米の旨味を残したままキレがイイ仕上がり。
冷や、常温、ぬる燗がオススメです!
5位 神鷹 純米吟醸山田錦
山田錦60%以下に精米。山田錦特有のふくらみをもち、香りは控えめで味わい深い。
きめ細やかな味わいは女性にも人気の日本酒♡
やや辛口の日本酒は飽きずに飲み続けられるので、お食事にもあう日本酒。
4位 大吟醸 神鷹
神鷹の最高峰は日本酒の極致「水のようにサラリと飲めてしまう酒」。
大吟醸は山田錦を50%以下に精米しきめ細やかな淡麗な飲み口。
3位 神鷹 純米吟醸 中取り
白桃やバナナといった甘い香り、コクも楽しめます!
吟醸ならではの風味を楽しみたいです♪
2位 神鷹 大吟醸35
1300本限定醸造の大吟醸!
兵庫県産山田錦を35%まで精米し鑑評会出品用に造られた特別な日本酒。
華やかな香りと心地の良い上品なキレがあり、山田錦の味わいをふんだんに楽しめます♪
杜氏、中村さん入魂の逸品を是非ご賞味あれ!
1位 神鷹 純米酒水酛仕込み
女性一押しのオススメ第1位はこちら!「純米酒 水酛仕込み」
室町時代に確立された全国的にも珍しい水酛という仕込み方法で造られており、
口当たりが優しく甘みを感じますが、しっかりとした酸と合わさり絶妙なバランスに仕上がっています。
冷やでもぬる燗でも楽しめます!水酛仕込みのぬる燗は燗酒初心者さんにもオススメ。
☆実際に飲んでみました☆
鼻から感じる香りは強くありませんでした。
日本酒独特の香りが無いから初心者さんには飲みやすいと思います。飲んだらすごいです!甘い!水のように飲めてしまいます。
ほのかに香る米の柔らかさの後にしっかりとした酸を感じることもできました。
女性でも飲みやすい日本酒でしたよ♡
ワイングラスで楽しむ日本酒
ワイングラスで飲む日本酒が巷では定番化しつつあります。あなたも一度は試したことがあるのでは?
江井ヶ嶋酒造さんオススメ第5位純米吟醸山田錦はワイングラスで飲むのがオススメなんです♡
その理由にまず一般的なお猪口に比べてワイングラスには高さがありますよね。
この高さにより日本酒の香りを長時間楽しむことができます。
またワイングラスで日本酒を飲むと口に運んだ際日本酒の香りが鼻を包み込みます。
これはお猪口ではなかなか感じ取れない細かな風味も味わうことができます。だから華やかな香りの大吟醸や吟醸、しぼりたての日本酒にはワイングラスはぴったりなんです♡
近年ではスパークリングの日本酒も続々と登場し、日本酒をワイングラスで飲む姿は定番化されつつあると言えますね。
日本初の一升瓶を考案
明治32年(1899年)に日本で初めて一升瓶を開発し世に出したのは江井ヶ嶋酒造さんなんです!!品質保証と商品の信頼を確保するためにガラス瓶による酒販売を開始。
当時酒類の販売は樽売りが主流で、有名蔵のラベルを貼った模造品の酒が出回り対処に苦労していたそうです。
そんな中一升瓶が発明されたことで模造品の出回りを防止、さらに品質保持の面でも優れていて口吹きによる手作りガラス瓶の底に盃をはめ込んだアイデアは大ヒットしました!
若き杜氏の熱意
現在杜氏で江井ヶ嶋酒造の清酒仕込みの全権を担っているのは中村裕司さん。
「酒造りは人造りと」語るかれの理想は「舌でなく心に残る酒」を造ること。山田錦のふるさと兵庫県で全国新酒鑑評会で金賞を受賞した杜氏が心魂注ぎ淡麗辛口なお酒を醸す蔵、江井ヶ嶋酒造。
日本酒に更なる多様性を産み落とす明石の酒をあなたも堪能してみてはいかがでしょうか。
(提供:江井ヶ嶋酒造)
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